ブリョあき保管庫 第91話〜第95話
第91話:ロマンシング佐賀 |
ミシッ・・ミシッ・・・。「ふぬ〜ッ!姫、頑張って搾り出すでぃすのぉ〜〜〜ッ!!」ポタ・・・ポタ・・・・。草木も眠る丑三つ時。 佐賀城跡地に、白雪の尻から良質のゴマ油の雫が垂れる音だけが響く。嘗てこの地を治めた鍋島藩主を呪い、 飼い主の復讐を果たした化け猫。何故か現代に復活し、地域住民を苦しめているという。 そこで、霊界探偵白雪が借り出されたというわけだ。化け猫は行灯の油を舐める習性がある。 白雪の腸内で精製された最高級ゴマ油。化け猫どもが食いつかぬわけが無い。 「!?」闇夜に妖しく浮かび上がる多数の光!その光は次第に数を増し、白雪を取り囲んでいく。 円周が限界まで狭まった時・・・「フギャー!!」光の正体は、化け猫の眼だったのだ。白雪の尻穴に突進する化け猫たち。 猫まっしぐら、といったところか。ザリッ!!ザリッ!!猫の舌の乳頭突起が、容赦無く白雪の肛門の皺を擦り上げる!!そして・・・ 「出るっ、ケツ穴ビッグファイヤー、出ちゃうでぃすの――っ!!」グバアァンッ!!ブバブバブバ――!!! 猫の舌と白肛門の皺が火花を起こし、怪屁とゴマ油の混合燃料に着火した!火葬され、天に昇る化け猫。 その顔からは、この世に対する怨恨は一片も感じられなかった。 |
<解説> |
佐賀城って意外とちゃちいのね。白雪の腸内で精製されるのは当初ナタネ油の予定だったが、 「ミシッ・・ミシッ・・・」という効果音は、ゴマのすり潰される音の方が適切だろう、ということでゴマ油に変更。 |
第92話:11月8日は、いい歯の日 |
「ふぅぅう〜ッ、兄さまぁ、エネエネちゃん(注:浣腸のこと)だけは勘弁でぃすのぉ・・・。ぐひい!」 キュッキュッキュッキュッ!! ベゴオ!!バゴオ!!白雪の腸内に満杯に詰められた液体生ゴム製のガムベースが踊る。 クパア・・・。白雪の肛門が厳かに口を開く。「アニアニ・・・ハヤク、ハヤク姫ノウンチ穴ニ・・・オ浣腸ブチコンデディスノ!モウ我慢デキナイディスノ!」流暢に語る尻穴。上の口と下の口で言う事が食い違う。浣腸をするときはいつもこうだ。 白雪の本心に応え、白樺の抽出液が込められた浣腸器を白雪に挿入する。ブッ・・・ヂュゥゥウウウ!! 「サキちゃあ―んっ!キシリトール入りのやつ、出ちゃうでぃすの――っ!!」グボオォンッ!!ブリョブリョリョ―――!!! 虫歯の原因を作らないガムが、温かな湯気を田立てながら排出される。さらに、次の瞬間!! 「ミキヒサくぅ―んっ!カルシウム片、出ちゃうでぃすの――っ!!」グボオォンッ!!キャロキャロキャロ――ッ!!! 山となって積みあがる、夥しい数の謎の白い物体。 アメリカでは、幼子が抜けた乳歯を白雪の尻穴に詰めると無便秘息災が約束されるという言い伝えがある。 キシリトール至上主義が生んだ、立冬の惨劇。ロッテ開発担当者も、身につまされただろう。 |
<解説> |
11月8日のいい歯の日に作成された、記念碑的作品。 なぜ大量の乳歯が白雪のケツ穴に詰められていたかは謎。 それにしてもアパタイトのCM、最近見なくなりましたね。サキちゃんとミキヒサ君も。 |
第93話:姫の聖域が構造改革されちゃってまにふぇすとでぃすの☆の巻 |
チュポンチュポン!!有権者の声が、次々と白雪の尻穴に吸い込まれていく。「民自、主民、民自、主民、明公・・・でぃすの。」 冷静に腸で投票用紙を読み取り、結果を告げる白雪。たちまちホワイトボードが正の字で埋められていく。 人間投票箱兼集計機の大役を任された白雪。使命感に燃える白雪の鼻息は荒いが、天気は薄曇り。 投票率はだいぶ高くなりそうだ。果たして白雪の腸のキャパシティーは投票締切時間まで持ちこたえられるだろうか・・・。 午後7時半。「新保、新保、民社、産きょ・・・でぃすのッ!!」白雪の額に玉の汗が滲む。投票用紙は喉元まで上って来ている。 だが、締切まであとわずか30分だ。「♪負けないで もう少し 最後まで 走り抜けて・・・」投票会場に『負けないで』の合唱が響く。 そうだ、負けるな白雪!!・・・おもむろに会場に駆け込んで来る鞠絵。 「白雪ちゃん今日のこち亀バレーで中止ですって・・・キャッ!」つまづき、勢い余って首を白雪のケツに突っ込む鞠絵。 「結果速報、出ちゃうでぃすの―っ!!」グボオォンッ!!ブリョブリョリョ――!!! ぶちまけられる国民の意思。投票用紙が挟まっていないか、腸の皺までほじくり返される白雪。 思わぬ出口調査の開催と相成った。 |
<解説> |
この作品が二次裏に貼られた日は、実際に衆議院選挙が行われた。 相変わらず見事な位タイミングを外さない鞠絵。 それにしても、出口調査の結果がテレビ局ごとに全然違うのはどうしてなんだろうか。 |
第94話:浅草の茶色い雨 |
浅草、酉の市。多くの人手で賑わう境内の一角から、異様な空気が醸し出されていた。 縁起物を扱う出店の壁面を埋め尽くす巨大な熊手。どれも皆、豪奢な装飾が施されている。 その壁面の一際高い位置に裸エプロンの少女が一人、磔にされている。 尻には、小判や招き猫の装飾を串に刺したものが大量に挿入されている。 どうやら、熊手が売れる毎に一本ずつ挿されていく決まりらしい。しかし何を勘違いしたのか、 赤い羽根や願い事が書かれた短冊までが挿されている。しかし、健気に看板娘の役目を果たす白雪。 「お客さまに福が来るように、姫、頑張っちゃうでぃすの!」・・・人間、何がスイッチになるかわからない。 タマちゃんの装飾が挿入された時、悲劇は起こった。「商売繁盛!家内安全!!かっこめ、出ちゃうでぃすの―っ!!!」 (いよ――おっ、)グボグボグボオォン!グボグボグボオォン!グボグボグボオォンッ ブリョ――!!(はっ!)グボグボグボオォン!グボグボグボオォン!グボグボグボオォンッ ブリョ――!!(せい!)グボグボグボオォン!グボグボグボオォン!グボグボグボオォンッ ブリョォォオオオ――!!(でぃすの――っ!!!)境内に褐色の運気が降り注ぐ。来年も良い年になりそうだ。 |
<解説> |
この作品を書いている時に、「グボ」の数を数えるのが大変面倒くさかった。 実際に浅草の酉の市で熊手を買うと、売り手のおっちゃんが「商売繁盛!家内安全!!」の掛け声と共に、 手拍子を打ってくれるそうです。ちなみに「かっこめ」とは熊手の別称。 |
第95話:ボラボラボラ…ボラーレ・ヴィーアッ! (ボラ、飛んでっちゃうでぃすのーっ!) |
ニュルプン、プリュヌン・・・。白雪の尻孔から、黄金色のカラスミが産み出される。長期間白雪の糞腸汁漬けにされたそれは、 ねっとりとした格別に深い味わいを卵殻の中に湛えている。 ・・・チュルンッ。白雪の尻穴から何かが顔を出した。としあきが箸で摘むと・・・。 「ぼらぁ―っ!!新しい生命、誕生しちゃうでぃすの――っ!!!」グボオォンッ!!ブリョブリョリョ――!!! 白雪の肛門からボラの幼魚、ハクが飛び出す。白雪の中に仕込んだカラスミから孵ったのか。 ピッチ!!ピッチ!!ついさっきまで人間の体内にいたとは思えないほどの鮮度だ。 動き出したら止まらない暴走排便特急『しらゆき』。グボオォンッ!!ブリョブリョリョ――!!! 続いてスバシリ、イナ、そしてボラが生まれた! ビッチ!!ビッチ!!出世魚・ボラの一大立身絵巻が展開する! だが、ここへ来て白雪の排便が止まる。固唾を飲んで見守る野次馬一同。 沈黙を破ったのは大量発生したボラを食べに来た白鷺だった。クチバシを白穴に突っ込むと・・・。 「なんか、なんか大きいの、来ちゃうでぃすの――っ!!!」グボオォッ・・・ムリョ・・・ムリョ・・・・。ズルンッ。体長3m・体重1tのトドが姿を現した!あの白雪の難産ぶりは、所謂トドのつまりというやつだ。 |
<解説> |
ボラというか、出世魚はいつか扱ってみたいと思っていたテーマでした。 トドは、ボラが最後まで成長した時の出世名でもあります。カラスミは高級食材に数えられますが、 カズノコといい、イクラといい、魚卵ごときが何であんな高価なんでしょうか。モノにもよりますけど。 |
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