ブリョあき保管庫 第76話〜第80話


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第76話:いもうとにんげん
「ぱぴ!よん!!兄さまぁ、赤ちゃんが姫のおなかを蹴っ飛ばしてるでぃすの・・・。」
臨月を迎えた白雪の腹が波打つ。処女の腸液と宿便を大腸の中に密閉する。40日間経過すると、生命を生じる。
さらに40週間、痔血で養い、一定の温度を保つと人間の子供の様に成長する。16世紀の錬金術師、
パラケルススの行ったホムンクルスの実験を白雪の体で再現する。
一体どんな生物が胎内で育っているのか・・・。ブジュルジュルジュルッ!!ブッポ――ン!!!
大量の腸液が分泌され、流産防止のために白雪の肛門をせき止めていたアナルプラグが押し出された!!
破水が始まったのだ。MMR本部に緊張が走る。そして・・・「兄さまぁ―っ!!姫の赤ちゃん、産まれちゃうでぃすの―っ!!!」グボオォ――ンッ・・・。その生き物は、全身から蛍の光のような淡い緑色光を発していた。包み込むような、優しい光だ。
「アニアニ、ディスノ?ディスノ?」容貌から所作まで白雪にそっくりだ。しかし、実験は成功と思われた次の瞬間。
「ディスノ?ディス・・・」パァァアアア・・・。微細な粒子となって消えていく白ンクルス。
「自然物には無限の大宇宙さえ狭すぎる程だが、人工物には必ず限定した空間が必要である。(ゲーテ『ファウスト』)」
<解説>
たまにはこんなのも。最後のゲーテの言葉は、深いですね。



第77話:火山と半田と芸人魂
ブッシャアアアア!!白雪のケツ穴から凄まじい勢いで水蒸気が吹き上がる。
「ごあら―っ!!兄さまぁ、姫のおしりがッ、姫のおしりが三原山でぃすのぉ――っ!!!」
としあきはそんな白雪の言葉に一切耳を貸さず、先端が熱で真っ赤に染まった半田ゴテを、
彼女の尻穴のさらなる奥部へと押し込んでいく。辺りにたちこめる白雪の糞汁&腸液が蒸発した白い霧が、
としあきの目に染みる。これが産みの苦しみというものか。半田ゴテを押し込んでは引っ張りだす、
という動作を連続していくうちに、徐々に白雪の腸壁との摩擦係数が増していくのがわかる。
白雪の腸液が分泌されるスピードが、蒸発するスピードに追いつかないのだ。白い霧に肉が焼ける匂いが混ざり始めたその時!「ほりぃ―っ!!はぐりん、召還しちゃうでぃすの――っ!!!」グボオォンッ!!ブリョブリョブリョ――!!!三原山が、噴火した。
鉛と錫の合金、半田の溶岩が空に噴き上がる。白雪の腸内温度が半田の沸点である183度に達したのだ。
銀色のメッキが、白雪の尻から全身へと施されていく。器官を完全に塞がれ、仕方なく尻の穴で呼吸する鉛人間白雪。
としあきは、そんな妹の姿に、真の芸人の心意気を見出していた。
<解説>
特にどうってことはない作品。三原じゅん子&コアラはどこ行った!?



第78話:歴史の影に白雪あり
戦国時代、尾張国。晩秋の冷たさが身に染みる朝、一人の凛とした武士が屋敷から出てくる。「誰ぞある!デコ、わしの草履を持ってこい!鷹狩りに参るぞ!!」「お待たせでぃすの。どうぞお履き下さいでぃすの。」デコと呼ばれた草履取りの少女は、すかさず草履を差し出す。その草履には白い湯気が立っていた。「ご苦労・・・むっ、この草履温いぞ。デコ!!さては貴様、尻に敷いておったな!」「滅相も無いでぃすの!殿のお足が凍えてはと思いましたのでぃすので、姫の・・・姫の肉筒にて温めており出るっ、出ちゃうでぃすの―っ!!」グボオォンッ!!ブリョブリョブリョ――!!!たちまち山となって積み上がる草履!!主君に対してなんたる非礼!だが、武士は白雪を咎め立てはしなかった。「そうか・・・、あっぱれな心がけじゃ、褒めてつかわす!」この部下にしてこの主人あり。万事が収まりかけていたその時歴史が動いた!「そりゃあ―っ!!姫の鉄砲を喰らえでぃすのぉ――っ!!!」グボオォンッ!!天下布武リョブリョブリョ――!!!白雪のケツから放出される、大量のゾウリムシ液!!人間五十年。時は天正七年六月二日、奇しくも嫉妬に狂った光秀が謀反を起こすちょうど三年前だった。
<解説>
白雪の余計なお世話が全てをぶち壊すパターン。
何がきっかけで歴史の歯車が狂い出すかわからない、というお話。

画像一番下の『内閣総理大臣織田信長』は、僕のフェイバリット漫画の一つ。お勧め。
天下布武リョブリョブリョ――!!!



第79話:いもうとロボットの悲しみ
カロンッ・・キュプ・・・。白雪の尻穴に28個目のブロックが押し込まれる。キュピィィィイン!!
白雪の両目がダイオードの青き光を放つ。極小回路が埋め込まれた46種類のプラスチック製のブロックを
人間の尻から取り込ませることによって新たな能力を発現させる『電子ブロック EX‐250』。
学研が軍需産業へ参入するにあたり、技術の粋を集めて開発した人間兵器製造機の実験台に選ばれた白雪。
もはや人語を話さず、会話は肛門の「キュッキュッ パクパク」という収縮音によるモールス信号のみによって行われている。カロンッ・・キュプ・・・。「・・・ガガガ・・・荒川強啓デイ・キャッチ!」トランジスタ検波1石ラジオ回路が繋がったようだ。
歓声を上げる学研社員。だが、としあきは、自分の妹が心の無い人間兵器へと化していく様を見るのには辛いものがあった。
そして最後のブロックが挿入された時・・・!
「キュッキュッ パクパクパクパク・・・(兄さまぁ、姫の良心回路、発動しちゃうでぃすの―っ!!)」
グボオォンッ!!ブリョブリョブリョ――!!!白雪の尻からブロックと糞が吐き出される!!万歳三唱の学研社員。
白雪に人の心を取り戻させたもの、それは昨日夜食で食べた、賞味期限を2週間も過ぎたどら焼きだった。
<解説>
学研の電子ブロックはついこの間、復刻されてましたね。高いんで買わなかったけど。
それにしても最終行、なんでどら焼きなんだろう。ロボット→ドラえもん→どら焼き、ということだろうか。
読み返してみると、当時自分が何を考えていたのかわからなくなる時があります。



第80話:王ちゃんと仙ちゃん
深夜の福岡ドーム。先程までの日本シリーズの喧騒が嘘のように静まりかえっている。そのグラウンドで向かい合う男が二人。
「・・・69年の5月7日以来、わしはあんたを苦手としていた。Gから35勝を上げ、長嶋さんを2割3分4厘に抑えた一方、
あんたには通算195打数62安打で3割1分8厘、本塁打24本。全くいいカモだ。・・・そして今日も。」
「もういいじゃないか仙ちゃん。・・・始めよう、俺たちだけの日本シリーズを。」二人の間に多くの言葉はいらない。
ボールとバットがあればいい。深く頷くマウンド上の男。ゆっくりと振りかぶり・・・
「喰らえ!!魔球・スプリット・フィンガー・ファー糞・ボール!!!」グボオォンッ!!ブリョブリョブリョ――!!!
「何て糞ボールだ!だが逃げるわけにはいかないッ!!秘儀・一本糞打法!!!」グボオォンッ!!ブリョブリョブリョ――!!!
18.44メートルを飛び交う無数の糞塊!!交錯する幾多の光の筋!!!それは野球に命を懸け、去っていった者の、
魂の一瞬の煌めきのような物であったかもしれない。男たちの戦いは今、幕を開けた。・・・翌朝、朝刊各紙の一面に、
「尻から明太子を次々と出産するおでこ少女、博多湾に来襲!!」の見出しが踊った。
<解説>
ダイエー優勝、阪神優勝の時も書いたので、日本シリーズも書かなきゃ駄目だろう、
という義務感にさいなまれて書いた作品。かなりやっつけ気味。白雪なんて最後のほうにちょろっと出てるだけだし。
僕は阪神ファンではありませんが、星野監督に勝たせてあげたかったなあ。
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